産後抜け毛と円形脱毛症の違いは?原因は違うの?

出産後に毛が薄くなったら必ずしも産後抜け毛と判断して良いのでしょうか?
実は産後のストレスなどで、産後抜け毛ではなく円形脱毛症になってしまったり、産後抜け毛が発展して円形脱毛症になってしまうというケースがあります。

 

産後抜け毛は時間とともに改善していくことがほとんどですが、円形脱毛症の場合はどうなのでしょうか?
ここでは産後抜け毛と円形脱毛症の違いや原因、関係性をご紹介していきます。

円形脱毛症とは

円形脱毛症とはいわゆる10円ハゲのことです。

 

産後に前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなる、抜けるというだけなら産後抜け毛ですが、局所的にごっそりと毛が抜け、円状のハゲが出来た場合は円形脱毛症の疑いがあります。

 

産後抜け毛は発生から半年〜1年、円形脱毛症も3ヶ月〜6ヶ月で自然に改善します。小さな円形脱毛であれば6割の確率で自然治癒すると言われています。

 

しかし円形脱毛症はひどくなると数カ所に増えたり大きくなったりして、どんどん治すことが難しくなってきます。
最終的には自力で治すことが不可能になり、皮膚科に行く必要が出てきます。

 

その為、産後抜け毛と違い円形脱毛症を発見した場合は、すぐに対策を始め進行を遅らせることが大切になってきます。

 

円形脱毛症は痛みやかゆみなどの脱毛以外の症状が出ないことが多く、初期の段階では自分できづかない人も少なくありません。
産後抜け毛があまりない人も、円形脱毛が起こっていないか時々頭皮をチェックしてみましょう。

円形脱毛症の原因は?

産後抜け毛の場合は女性ホルモン「エストロゲン」が大きな原因になりますが、円形脱毛症の原因は「毛根への血流低下」「自己免疫疾患」「末梢神経の異常」が考えられます。

 

毛根への血流低下が起こると、毛母細胞が血液からの栄養を十分に受け取れなくなることで細胞分裂がうまくできなくなります。そうすると毛根は根本から痩せほそり抜けてしまいます。

 

自己免疫疾患とは、体の自己免疫システムが正常に機能しなくなる状態です。
人間の体には、体内に入ってきた異物を攻撃して退治する「リンパ球」が存在します。本来は異物や細菌が体内に入るとリンパ球がその場所に集まるのですが、その機能がおかしくなると、問題がない場所にリンパ球が集まってしまうことがあります。

 

円形脱毛症の場合は、リンパ球が毛根を異物と勘違いして攻撃し傷つけてしまうことで脱毛を引き起こしています。

 

末梢神経の異常とは、毛球の周辺や頭部の神経が麻痺したり緊張することで、毛根への血流が悪くなり、脱毛を引き起こすものです。

 

毛根への血流低下や自己免疫疾患、末梢神経の異常はストレスによって引き起こされることが多いので、産後の円形脱毛症の多くは精神的ストレスによるものと言われています。
また、遺伝やアトピー性因子も関係しているという説もあり、家族に円形脱毛症の人がいたり、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っている人は円形脱毛症になる確率が上がるという説もあります。

産後抜け毛と円形脱毛症の関連性

産後は睡眠不足や栄養不足など不規則でストレスの多い生活になりやすい為、産後抜け毛と円形脱毛症を併発してしまうケースがあります。

 

また、産後抜け毛で髪の毛がどっさり抜けることでストレスを感じ、そのストレスのせいで円形脱毛症に発展してしまうケースもあります。

 

円形脱毛症はクセになると言われており、根本的な原因(多くはストレス)がなくならないと再発を繰り返し、それがまたストレスとなり悪循環に陥り抜け出せなくなる厄介なものでもあります。
しかし、気にすれば気にするほどストレスになる反面、開き直って気にしなくなったら症状が改善した、というケースもあります。

 

産後抜け毛のケアによって基本的な毛髪のケアは続けながら、ストレス解消を心がけ生活をしていくことが大切です。